賃貸住宅として利用してきた雑司が谷にある古い日本家屋をリブランディングし住宅宿泊(民泊)事業を行うためのリノベーションを行いました。
この建物は、ずっとお住まいだったご高齢のおばあさんがお亡くなりになったあと、長い間空き家になっていたところを10年ほど前にらいおん建築事務所が取得しました。
コロナ禍がおさまり、国外からのインバウンド需要が戻りつつある中で業態展開を行いました。
近年の日本アニメの人気の高まりを受け、サブカルチャー・アニメエンターテイメントの街としての認知が高まっている池袋との距離感や、建物周辺エリアの雑司が谷は古い情緒を残した街並みと日本らしい個性豊かなお店が多く立ち並んでいることから海外の方に向けた宿とするリノベーション企画をたてました。
一階はキッチンと水廻り、二階は間仕切り壁の移設や内装仕上げの補修など建物本来の良さを残しながら、最小限の手数でリノベーションを施しました。
竣工年:2024年1月(リノベーション時)
場所:東京都豊島区雑司が谷
用途:住宅型民泊
主要構造:木造
規模:地上2階 46.34㎡
撮影:中村晃